木村和博(以下、木村) SOI MUSICという名前でタイの音楽のイベントをやるというのがあるんですが、最近あんまりやってなくてですね。2007年に大きかったのは、タイのアートの展覧会ですね。『Show
Me Thai』展(東京都現代美術館)のコーディネーションをやったり、タイのFAT FESTIVALというイベントで、日本人アーティストの展示のコーディネーションをしたり、アート系のコーディネーションの仕事が最近多いです。あとはウィスット・ポンニミットのマネージメントをやっています。ただ、基本は音楽のイベントをやりたいというところがあって、12月に日本のデジタルアートフェスティバルというイベントで、小さいライヴのイベントをやりました。あとはCDの企画もやっていて、2007年はタイのsmall
roomというレーベルから、フリッパーズ・ギターのトリビュートアルバムを出しました。本当は日本で発売する予定だったんですが、いろいろあってタイ版が先に出ていて、日本版は今年に出るかなあと。
吉岡 木村さんと最初会ったのがいつだったか、ちょっと憶えていないんです。
木村 SOI MUSICじゃないですかね。バンコクのSOI MUSICは、初めに吉岡さんに相談を持ちかけたんですが、途中で吉岡さんが帰国されちゃったんですよね。でも助成プログラムに助成していただいて、最初のイベントを2004年の9.11にやってから、日本では10月末に3日間連続のイベントを青山スパイラルで。あの時にとてもお世話になって。
木村 『more or less』を編集される前には知っていたんだと思うんですよね。BUAHIMAのCDを出す前から知ってはいたんですけども、作品を読んではいなかったんです。プラープダーさんの本って版を重ねるたびに装丁が変わるし、あ、いいなと思って買い集めたりはしていましたが。将来的に読むかなと(笑)。でも難しいんですよ、やっぱり。授業では少し読みましたね。